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Making

Sleeves -1-

Saturday, August 07, 2021

二枚袖袖の迷走の記録。
どうしたらいいか分からないほど袖を作りまくって幾つかの結論に至ったけど未だ納得していない。
特にレディースのフォーマルドレスで二枚袖を見かけるのはロイヤルファミリー関係のお写真なんだけど、
あんな綺麗な形のまま動き易さを備えるにはどうしたら良いのか分からない。
何が違うんだろう、何が足りないんだろう、何を妥協すべき、どこをどこをこだわるべき。
袖については昔からの課題だったけど自分なりの答えにたどり着きそう。


6/7
ピンいせ
中肉はやり易いけど薄手は難しい
薄手はぐし縫いの方がやり易いかも


6/12
適材適所
オルファは小さいだけあって小回りは効くが当てる角度が難しいのと力入り過ぎちゃう

袖有りと袖無しのゆとり分量について
何年にも渡って何度もこれが完成形だって思うのに結局不備が出る
数値的には大丈夫でも着心地に納得行かない

6/13
半身+4で全体で+8、
BLは原型最大値としてAHの値出す、
いせ分は合計3、
現時点でBLとAHは最大値だから腕の前方向へのゆとりをWLで取る、が正しい?

現在WL採寸値1/4+1.5、袖無はこれで良い
一回1/4+3~4で試す?

ちなみに
BL バストライン
AH アームホール
WL ウエストライン

何をもって規定の完成形にするのか分からなくなってきた
・製作優先順
見た目 > 着心地 > 数値
・購入目安
試着 > 見た目 > 数値
・ネットオーダー
数値 > 見た目

脳みそ弾けそう

6/14
タイトシルエットって数値をタイトにするんじゃなくてデザインをタイトに見せることか
着心地が最優先
まあファッションは無理して着るものみたいな考えもあるけどね


6/17
腕の運動量をWLで取るときどこまで上げれば納得いけるだろうと試作中
WL以外で取るなら袖幅をいじる(セットインにする、ギャザ袖にする、かま底を上げる)

6/18
WLが原因じゃなかった
やっぱり袖山の形とかま底の形が改善対象っぽい
あぐねいている

メンズ補正だと脇を出すっていうやり方もあるらしい
応用するのなら
脇を出す→袖幅を出す
て感じか
シルエットにどう影響するかは分からない


6/19
起きてからずっと袖やり直し
やればやるほどメンズジャケットの袖に近付いていく
最初からメンズジャケットの作図習いに行った方が良かったんじゃない?っていう本末転倒が頭を過ぎる

昨日袖二着作って補正入れて
今日起きてまた補正入れて
どんどん前振りが強くなった袖に


6/19
カッティングは随分と慣れてきた


6/20
思い付いてから忘れないように一気に作業進めたけど作り過ぎて意味わからなくなってきた

今回のでダメだったら後ろ脇出すの試す
何本目の袖か

ダメだったら着心地良くなるまでBSのサイドライン出してみる


6/21
袖作り過ぎて分からなくなってる
けどその中でも1つすごい良い感じのがあったのでそれの値を修正しつつあと2本試すのと身頃も少しいじってみた
BSのサイド0.2、かま底0.5出した
これでダメだったら本当にもう無理

袖仕上がったら一着作って1日着てみる
それで満足いく出来だったら完成にする

これも試しときたい、あれも試しときたいってなって、あと袖3本作る
そしてその3本は今日中に終わらせる

苛々し過ぎたな
大分落ち着いた
基本的に寝ると頭が冴えて冷静になれる気がするので喚きたくなったら寝ろと
苛々したらとにかく寝ろと

実際のところ苛々しているストレスを行動力に変えると作業が捗りいずれ眠くなって寝る
しかし苛立ってると作業が荒くなるので起床後修正が必要

6/22
袖底を上げると袖幅が増える
かま底ラインの横幅が増えると腕の振りの運動量が増える
つまり、かま底のラインを増やしつつ袖口までのラインをタイトにすると良い袖が出来る

6/24
昨日というか今朝?寝る前にヴァイオリニストの方の演奏用スーツを仕立てたっていう記事読んで勉強になった
強く前振りを入れる、アームホールの上下を細く、アームホールの左右は太く、背巾を広く、が修正箇所だった

袖の可動域が限界になると服ごと持ち上がる
持ち上がる部分はサイドラインから後ろ(だから後ろWLを出すと服が持ち上がりにくくなる)

しかしまだ完成形には至ってない



6/24 これで完成にしていいのやら迷う

6/25 懲りずにまだ修正してる 6/26 袖妥協するか〜〜 と思ったところにダンサーのジャケットの仕立て方という記事見つけてテンション上がってる今

読んだ やっぱりマチ付けるんじゃないですかー 妥協してタック入れるかマチ付けるしかないっぽい

出来上がった前振りの強いタイトな二枚袖は伸縮性のある素材やあまり動きが少ない場面には向いている 例えばディナーやPC操作など手を前側下方向に動かす程度は問題がない 吊り革を握るのは△ 若干服が持ち上がるが無理ではない程度 華やかな場でドレスとして着るのは有り、日常はちょっと難しい
なのでデザイン性の高い総レースのドレスや伸縮性のあるチュール素材などに使える 織物は繊維によっては難しいかも 言えるのはコットンなど伸縮性のないものは無理

可動域の必要性とデザイン性でタックとマチの使い方を分ける マチは腕を下ろした状態だと見た目が変わらない なのでフォーマルなデザインに向いている タックはタック自体がデザイン性があるのでデイリードレス(ワンピースドレス)に向いている

ウール繊維→マチ 化合繊維→伸縮性によってはタイト袖 あとはフォーマルでなければ全部タックかな

6/26
袖の形自体はいいんだけどなー
タックどう入れようかな
あんまりデザインは変わらないように袖幅広げる感じで袖山に0.7で3タックくらい?